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カミギシヒロシさんとの出会い 2

カミギシヒロシ ≪A.I.R≫
2008、油彩、90.9×72.7cm
カミギシヒロシ ≪A.I.R≫
2008、油彩、90.9×72.7cm
展覧会を開催して今年で6年目になりますが表現する題材はその度ごとに異なっており、それが雲であったり花火であったりあるいは港町の工場の風景であるなど、身近な物を丁寧に拾い上げています。それを比較的薄い塗りで油かアクリル絵具を使ってきれいにマチエールを作っていきます。特徴的なのは、画面の中の世界が日常よりも時間の流れがゆっくりと感じられ、見る者を穏やかな気分にさせてくれるところです。緑やグレーなどの中間色を背景によく取り入れて、その微妙な差異が画面の向こう側に何があるのかという想像力を沸き起こさせてくれます。最近は樹木にこだわりがあるように思われ、まっすぐ天に向かうのびやかな様を真横から描いています。そして枝葉はあまり細かく描かずに幹の部分を強調する事によって、木が本来持っている生命の力強さを表現しています。
(続く)
(ギャラリー代々木通信03より)