佐藤信夫の断片的回想
蛭澤敬さんとの出会い 2
透明なアクリル板の裏からアクリル絵具で描き、それをまた裏返して表の面を見せるという、言わばガラス絵を同じ技法です。人の顔、風景など具象的な主題を独自の視点から捉えたものから抽象に至るまで、幅広い作風を持ちます。色使いも単色から多色の鮮やかさといった様々な展開を見せ、私達の目を楽しませてくれます。作品にタイトルはありません。サイズは比較的小さく、10cmから15cmほどの正方形の作品が多く見受けられます。CDやMDのケースに収まる程の小さい作品もあります。
作品の展示風景は私の記憶に残る場合が多く、売るのが惜しいと思うこともよくあります。このような作品ですので年齢層、男女を問わす多岐に亘り、多くの方々にご購入戴いています。特に同業者であるギャラリストの方々が作品の価値を認めて収蔵して下さることは、嬉しい限りです。そこから放射状にビジネスが発展してきていますので、いつも感謝しております。
蛭澤さんは呑みに行くのが大変お好きで、日本各地の地酒の銘柄や食べ物の話など、楽しく語ってくださいます。いつまでも、健康で制作に励んでいかれることを日々願っております。
蛭澤さんは、恐らくこれからも同じスタンスで活動を続けていかれると思います。
(ギャラリー代々木通信02より)
